皆さま、はじめまして。「CLAIR DENTAL OFFICE」院長の、南 康英（みなみ やすひで）と申します。

当院は2007年5月、「金沢百番街あんと西（旧称はくつろぎ館）」のグランドオープンとともに産声を上げた歯科医院です。以来、「心身両面にわたる良質な歯科医療の提供」をモットーに掲げ、自由診療を専門に行う完全予約制の歯科医院として日々の診療に取り組んでいます。自身の多様かつ数多くの臨床経験と医療の進歩によって、治療や予防によって十分実現可能となった「叶える歯科医療」を提供しています。そして保険治療では得られない喜びと満足を届けようとする私共の取り組みに共感を寄せ、信頼し通ってくださっている患者さん一人ひとりの健康と、皆さまからいただく喜びの声が医院の何よりの財産です。

仮に自由診療を「食」に置き換えると、忙しく面倒だからと言ってファストフードや外食が多い方、また、食品添加物、調味料たっぷりの加工食品、冷凍食品が朝晩の食卓に常に並んでいると、健康はもちろんのこと仕事や生活の質への影響も考えなければなりません。翻って歯科治療ではどうでしょう？治療効果よりも治療費ばかりを気にされて、パラジウム、ニッケル、クロムなどの金属を含む銀歯、BPA（ビスフェノールA）が含有される安価なプラスチックのかぶせ物、詰め物によって、虫歯や歯周病など病気の原因の解決を先送りし、急かせて治療を終えた結果、時間と共に歯は黄色く、歯ぐきは赤黒くなってくる。医院から言われたとおり定期的なメインテナンスにも通っているのに、慢性炎症の状態が続き、消えない口臭や体調不良で悩んでいる方も多いのではないでしょうか？　　　　　　　　　　　　　医療側の問題としては、患者さんの時間的、経済的負担を軽くすることばかりに偏り、短期間で安価に済む治療を優先すれば、治療の妥当性や医学的根拠から考えても、適正な診療時間の確保が必要な精密治療や個別最適な予防は行えず、医院都合で数多くの患者さんを診る（こなす？）方針にも繋がります。そして、衛生管理や肝心の患者さんの健康や生活の質、満足度ははいかがでしょう？それぞれの立場やさまざまな考えがあって然るべきですが、患者さんが健康を通じて得られる幸せや医療行為そのものの質に焦点を合わせて考えると「善を信じて行う悪ほど怖いものはない。」と個人的には感じます。　

もし、現在通っている医院の治療に不安や疑問があれば、担当医に「もしご家族が私のような状態であれば、私にするのと同じ方法を選び、その治療をここで受けさせるのか？そして、同じ時間に複数の患者さんも診ながら同時に治療するのか？」と尋ねてみても良いと思います。「私だったら、、」と本音が聴けるかも知れません。お口と健康についての話題は、世界の研究者や現場の医師たちによって歯科の病気と認知症、循環器、心疾患、腎疾患、脳梗塞、未熟児出産、癌、糖尿病ほか、自己免疫性疾患など、さまざまな全身病との関連が明らかにされてきています。また、社会性やビジネスにおける影響も然りであり、お口の問題を軽んずると、どうなるかは論を俟たずです。

口は健康の川上にあり、口元は胃や腸、肝臓など他の内臓の病気や身体のトラブルとは違い、不調について早くから自身で見えたり感じたりすることが可能な臓器であることから、価値観や自己管理の姿勢が問われ、その人となりを知る。とまで言われています。人生を彩る重要な選択肢のひとつとして、まずは口元を整え、すべての資本となる自身の心やからだを粗末にしないで大切に扱いましょう。

今後も時代のニーズである「個別最適な良質の医療」のため、患者さんに歯科自由診療の素晴らしさを実感し、喜んでいただけるよう、弛まぬ努力を重ねて参りますので、よろしくお願い致します。