インプラント
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単にインプラントを入れることが目的ではありません
–その先の10年、20年。人生100年時代を見据えた精密診断と治療計画で、長く快適な口元と人生を豊かにするための選択を。–
インプラント治療は、失われた歯を補う治療法の中でも、機能性・審美性ともに優れた選択肢として広く知られています。一方で、「手術が怖い」「本当に長持ちするのか」「将来トラブルが起きないか」といった不安を抱かれる方も少なくありません。
CLAIR DENTAL OFFICEでは、インプラントを単なる人工歯の埋入ではなく、口腔全体のバランスと将来の安定性まで見据えた医療として位置づけ、土台となる全身状態へも配慮し血液検査などの臨床検査をはじめ、心身のコンディションや栄養状態の評価やアドバイスも行っています。
インプラント治療で本当に大切なこと
インプラント治療の成功は、「埋めること」そのものでは決まりません。
- なぜ歯を失ったのか
- その原因は解決されているか
- 周囲の歯や歯ぐき、噛み合わせとの調和
- 将来にわたって清掃・管理ができる設計か
といった、治療前の診断と設計が重要です。当院では、インプラントを入れる前に口腔内全体を精密に評価し、「この方に本当にインプラントが適しているか」から慎重に検討します。
精密検査に基づくインプラント診断
安全で長期安定したインプラント治療のためには、事前の診断が欠かせません。当院では、
- 顎の骨量・骨質の評価
- 神経や血管の位置確認
- 噛み合わせの力の方向
- 歯周組織の状態
- 全身状態や栄養状態の評価
などを総合的に把握し、リスクを最小限に抑えた治療計画を立てます。「入れられるかどうか」ではなく、「長く機能させられるかどうか」を基準に判断することが、当院の基本姿勢です。
周囲組織との調和を重視したインプラント治療
インプラントは、骨と結合すれば終わりではありません。歯ぐきの厚みや形態、周囲の歯との位置関係が不適切であれば、見た目の違和感や清掃性の低下につながります。
- 歯ぐきとの自然な立ち上がり
- 隣在歯との調和
- 笑ったときの見え方
まで考慮し、審美性と機能性を両立した設計を行います。
病気や生活習慣、栄養状態もインプラントのLongevity(質の高い永続性、つまりインプラントの健康寿命といえます)を保つためには、定期検診を受けることが大事です。
入れ歯・ブリッジとの比較の上での選択
歯を失った際の治療法は、インプラントだけではありません。当院では、入れ歯やブリッジも含め、それぞれの特徴・リスク・将来性を丁寧に説明し、患者さんと一緒に治療法を選択します。
インプラントが最適な場合もあれば、他の方法が適している場合もあります。選択肢を限定しないことが、結果として患者さんにとって最良の治療につながると考えています。
身体への負担を考慮した治療計画
インプラント治療は外科処置を伴うため、全身状態への配慮も重要です。当院では、既往歴や体調、年齢、生活背景を踏まえ、無理のない治療計画を立てます。
当院インプラント治療患者さんの最高齢は男女とも95歳です。適正な検査や診断はインプラントを長持ちさせるためにとても重要です。
また、治療を急ぐのではなく、治癒期間を十分に確保することで、インプラントと骨が安定して結合する環境を整えます。短期的な結果よりも、長期的な安定を優先する考え方です。
ただし、状態によっては早期の機能回復や審美的改善が求められる場合には、All-On-4(オールオンフォー)、抜歯即時埋入・即時負荷などの方法により、インプラント埋入後に同時に上部構造を装着する計画をとる場合もありますが、早期脱落やインプラント周囲炎を惹起するリスクもあるため、ご相談の上で対応しています。
インプラントは「入れた後」が本番
インプラントは天然歯と異なり、虫歯にはなりませんが、適切な管理が行われなければ、周囲の炎症やトラブルを引き起こす可能性があります。当院では、治療後のメインテナンスを非常に重視し、
- 清掃状態の確認
- 噛み合わせの変化
- 周囲組織の安定性
- 病気や生活習慣の変化、栄養状態のチェック
を定期的にチェックします。これにより、インプラントを長期にわたり安心して使い続けることが可能になります。
インプラント治療についてのよろず相談
当院では、インプラント治療を検討されている方はもちろん、すでに治療を受けられた方からのご相談にも対応しています。
他院で埋入されたインプラントのメインテナンスや修理、違和感や不安に関するご相談、治療方針についてのセカンドオピニオンなど、ご相談内容はさまざまです。
インプラント治療は、同じように見える症例でも、骨や歯ぐきの状態、噛み合わせ、全身状態によって適切な対応が異なります。
そのため当院では、その場限りの一般論ではなく、精密検査と診査・診断に基づいたご説明を大切にしています。
患者さんが十分に理解し、ご納得いただいたうえで治療を選択できるようお手伝いいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
インプラントは「素材」に目を向ける時代
インプラント治療は単に歯を補うだけでなく、身体との調和・長期的な安定性・審美性を左右する医療です。
近年、ヨーロッパを中心に「メタルフリー医療」「生体調和型医療」への関心が高まっており、当院では、患者さんの価値観・体質・審美意識に応じて「純チタン」と「ジルコニア」の2つの素材をご提案しています。
チタンインプラントとジルコニアインプラントの比較表
| 比較項目 | チタンインプラント | ジルコニアインプラント | 客観的な補足 |
|---|---|---|---|
| 長期実績 | 非常に豊富 | 報告が増えつつある | チタンは長期実績報告が豊富 |
| 審美性 | 良好 | 前歯部や薄い歯肉で有利 | ジルコニアは白色で金属色透過を避けやすい |
| 金属回避 | 金属材料 | メタルフリー | 金属回避希望ではジルコニアが選択肢 |
| 周囲組織 | 良好 | 非常に良好 | ジルコニアの炎症低下は示唆段階 |
| 細菌 | 標準的 | 低い傾向 | ジルコニアは細菌が付きにくい |
| 補綴自由 | 高い | やや制限される | 2ピースチタンが一般に柔軟 2ピースジルコニアは日が浅く、今後の評価が期待される |
| 機械的リスク | 低い | 症例選択重要 | ジルコニアは細径・後方部・過大咬合は要注意 |
| 日本での普及 | 主流 | 限定的 | 国内の殆どの施設は、チタンインプラントのみ対応 |
| 治療期間 | 3~6ケ月程度 | 5~9ケ月程度 | 骨につくまでに要する時間に差異がある。ジルコニアの方が骨結合に時間を要する |
| 費用 | 標準的 | チタンに比べてはかかる | ジルコニアインプラントは製品自体と輸入にかかるコスト高が影響している |
| その他 | 様々な要因でインプラント周囲炎のリスクあり | 少数ではあるが、咬合負荷後の早期脱落例を認める | ジルコニアインプラントはAseptic Loosening(無菌性のゆるみ)と称される、原因が明らかでない予後不良例がある |
※横スクロールできます。
このような方におすすめです
純チタンインプラント
- 長期実績と安定性を最優先したい
- 難症例(骨量不足など)の方
- 世界標準の治療を希望される方
ジルコニアインプラント
- 金属を体内に入れたくない
- 金属アレルギーが気になる
- より自然な美しさを求めたい
- 歯ぐきの健康や炎症リスクを重視したい
- 審美意識が高い(特に前歯部)
当院の考え方
当院では「どちらが優れているか」ではなく、患者さん一人ひとりの ・体質・価値観・審美性・ライフスタイル に基づき、 最適な治療をオーダーメイドでご提案いたします。
チタンは現在も世界的な標準材料で、長期データが最も豊富です。ジルコニアは白く金属を使わないため、前歯の見た目や金属回避を重視する方で有力な選択肢になります。ただし、ジルコニアは製品差が大きく、症例によってはチタンの方が安全域が広いことがあります。当院では見た目だけでなく、骨の状態、噛む力、歯ぎしり、部位、長期安定性を総合してご提案します。
世界基準のインプラント医療
近年、ヨーロッパを中心に「メタルフリー医療」「生体調和型医療」への関心が高まっています。ジルコニアインプラントはその流れの中で誕生した 次世代の選択肢 です。一方で、純チタンインプラントは長年の実績に裏付けられた 信頼性の高い治療法 です。
あなたにとって最適な選択を
どの素材が最適かは、「医学的条件」と「価値観」の両方で決まります。
当院では精密診断を行い、長期的な視点で最適な治療をご提案いたします。
治療の流れ
クレールデンタルオフィスで扱うインプラント
クレールデンタルオフィスは、金属アレルギーをはじめ基礎疾患の有無や健康状態、口腔内の状態に合わせて最適なインプラントを選択しています。
Z-systems
安全とされるチタンインプラントでも、少なからず報告されつつある金属アレルギーなどの生物学的影響を考慮して開発されたスイス製ジルコニアセラミック製インプラント。欧米を中心として世界的に普及。より生体への安全性と審美性を追求した優れたインプラント。正規手続きを経て臨床に供している。FDA(米国)CE(ヨーロッパ)承認済み。現在、国内では当院をはじめ限られた施設での対応が可能となっている。
京セラ
日本国内で生産され、骨との結合に優れているのが特徴です。人工歯の角度を調整するアバットメントが豊富なため、日本人の顎の特徴を考慮した手術が行えます。整形外科領域においても高い信頼があり、インプラントや生体材料の研究開発・製造分野における日本のリーディングカンパニーといえます。製品供給もしっかりしており、手術を行う時点だけでなく、メインテナンスも含め長く安心して治療を受けていただけるインプラントシステムです。学術的にも現場対応も真摯な企業姿勢がうかがえるインプラントメーカーです。
アストラテック
歯科予防の先進国であるスウェーデンで開発されたインプラントです。歯周病に対する抵抗力が高く生体親和性に優れております。グローバル企業であるため世界での評価としては、他社インプラントにくらべ周囲の骨吸収が起こりにくいのが特徴であり、インプラント周囲炎の心配が少ないインプラントです。
ノーベルバイオケア
現代インプラントの祖であるブローネマルク博士が生んだスウェーデンのメーカーです。現在主流であるチタン製歯根型インプラントを開発し世界的に広めた立役者であり、世界中の医師達の豊富な臨床実績が得られており、高い信頼を得ています。当初、医師達の中には、インプラントはここしか認めないし、使わないといった、良い意味での偏狂な根強い支持層がいたのが特徴です。何を隠そう、私もそのひとりでした。このメーカーが道を創り、それに続き他社においても良い製品が開発されてきています。
CT撮影とシミュレーションソフト診断
歯科用CTを用いて3D撮影を行います。撮影した画像を使用するインプラント種類や症例によって2種類のシミュレーションソフト(デンツプライ社製シムプラントおよびアイキャット社製ランドマーク)を使い分け、より安全で精度の高い手術を行っています。このようにシミュレーション分析と多数の手術経験を元に入念な計画を立て、インプラントの埋入位置や角度、深度を検討していきます。顎骨の状態はもちろんのこと、顎に走る神経の位置も立体的に把握できますので、CT撮影とシミュレーションソフトの活用は、安全で確かな手術を行う上で必要不可欠なものです。
サージカルガイド
手術計画を立てた後は、それを確実に実行するためのサージカルガイドを作成します。サージカルガイドを口腔内に固定することで、埋入位置や角度、深度をコントロールでき、計画通りの正しい位置にインプラントを埋入できます。クレールデンタルオフィスでは、必要があれば1本のインプラント埋入手術であろうとも、安全のためにサージカルガイドを作成します。
執刀医のスキルと経験に加え、この装置を用いることによってより安全安心、侵襲の低い手術が可能となります。
レーザーメス
手術室
手術時の麻酔について
インプラント手術をできるだけ安心して受けていただき、順調に手術を進め短時間で終えるために局所麻酔だけではなく、笑気吸入鎮静法や前投薬の筋注、静脈内鎮静法などを併用して行っています。
笑気吸入鎮静はマスクで吸入、前投薬は筋注射、静脈内鎮静法は静脈から点滴を投与するなど、患者さんに合った方法で恐怖や緊張を取り除くことが一番の目的なのですが、全身状態を良好に保ち安全に手術を終えるために行っています。
局所麻酔で痛みを抑えることができますが、手術に対するご不安な気持ちや緊張感は和らげることはできません。各鎮静法を行いますと、半分眠っているようなふんわりとした感覚になり、恐怖感や緊張を取り除くことができます。
これら鎮静法と局所麻酔を併用することで、心身共にストレスの少ない状態での治療が可能です。
静脈内鎮静法を行う場合は安全性に配慮し、日本歯科麻酔学会 歯科麻酔専門医が患者さんの全身状態を確認・管理しながら行ってまいります。
こんな方におすすめです
- ✅ 心身に負担をかけずに手術を行いたい方
- ✅ 強い嘔吐反射をお持ちの方
- ✅ 歯科治療に対して恐怖心を持たれている方(歯科恐怖症の方)
- ✅ 治療中に気分が悪くなってしまう方
- ✅ 高齢者や全身疾患をお持ちの方
他医院でインプラント手術が適応不可と言われた方へ
歯を失って時間が経つと、噛む力が顎の骨にかからないために骨が痩せていき、骨量が足りなくなるケースがあります。また患者さんの中には、元々顎骨が薄い方もいらっしゃいます。
骨の代謝に影響するようなご病気があったり、オーソモレキュラー栄養医学的に問題があったり、老化、酸化、糖化などの問題が影響している場合もあり、詳しく検査したうえで可能な場合があります。従って血液検査をはじめ必要な臨床検査も行わず原因も診ずに「顎が痩せていても、当院なら手術で一発完治しますよ」とは言えません。問題を改善し骨造成を行うことでインプラント手術が可能な場合も多くあります。
骨造成とは、自家骨(患者さん自身の骨)、人工の骨補填財を用い、GBR(骨誘導再生療法)によって、骨の再生を図る治療です。また、当院は厚労省の第三種再生医療等提供の認可を受けているため、人工物移植に抵抗のある方や安全性を気にされる方に対しては、患者さんの自己血による再生医療や幹細胞上清による口腔組織再生医療を行っています。
インプラントの土台となる顎の骨がしっかりしていないと、せっかく入れたインプラントが不安定になってしまうケースがあるため、十分な土台作りを行った後、手術を行います。
フラップレス手術(切開しない手術)、1回法、2回法、抜歯即時埋入など 患者さん毎に最善のアプローチで臨んでいます
インプラント手術はいくつかの方法があります。
クレールデンタルオフィスでは、フラップレス手術、1回法、2回法、抜歯即時埋入など口腔内の状態や日常生活への影響も考え合わせ、ひとり1人に合った方法をご提案いたします。
クレール・ドクターオンコール
クレールデンタルオフィスでは、手術後のアフターケアも対応しております。
インプラント手術の翌日が休診日の場合、24時間対応のフォロー専用電話番号をお伝えさせていただきます。手術後安心でお過ごし頂くための私共の取り組みのひとつです。
インプラント成功の鍵を握る上部構造
見た目の美しさだけでなく、噛み心地や清掃性、生体への調和にも配慮し、一人ひとりに合わせた上部構造をご提案しています。
歯は、日々必ず使用する器官です。栄養の入り口であり、コミュニケーションの玄関です。そのため、長期的に持ち、身体に安心して使用できる素材や治療方法であることが何よりも大切です。クレールデンタルオフィスではインプラント治療の目的としてQOLの改善と心からの満足を考えています。そのため国内承認が取れているとはいえ、医療先進諸国で有害性が疑われている金属成分が入った合金や樹脂材料の使用は控えています。
インプラント上部構造は全てメタルフリー・セラミクス
金属アレルギーなど健康への悪影響から有害金属を口の中に入れないメタルフリー治療の需要が高まっています。インプラントにおいても大切な点であり、当院では上部構造に金属冠やハイブリッドレジン(プラスチック)による補綴(かぶせ物)は行いません。生物学的な安全性と美しさを優先してオールセラミッククラウン補綴を行っています。治療後長期的に安定し天然歯と見た目の見分けがつかないほど審美性にも優れており、とても人気の高い治療法です。そして、当院は高い技術力で天然の歯のように再現する腕を持つセラミスト(セラミック治療を専門的に行なうマイスター技工士)に依頼しており、歯科医師と歯科技工士のタッグをとても大事にしています。クリーンな環境下で製作から梱包そして患者さんの口腔内に入るまで、単なるかぶせ物としてではなく、人の体の中で機能する人工臓器として扱い、徹底した衛生管理を行っています。これは院長のポリシーであり、自身が受けたい治療であるがゆえの取り組みです。