再生治療

歯周組織再生療法など
(歯ぐきや骨の再生を促す治療)

再生治療とは

再生治療とは

歯周病が進行して、歯を支える骨や歯ぐき(歯周組織)が溶けてしまった場合、そのままにしておくと歯がぐらついたり、最終的に失ってしまうことがあります。

「歯周組織再生療法」は、失われた骨や歯ぐきの再生をサポートする治療です。再生の働きを助ける薬剤や、ご自身の血液から作る再生素材(CGFなど)を使用し、体が本来持つ”治る力”を引き出して、歯を支える土台を回復させます。

当院の再生治療の特徴

当院は、厚生労働省に届出済みの第三種再生医療等提供機関として許可を受けており、科学的根拠に基づいた安全性の高い治療を行っています。

使用する再生材料は、エムドゲイン・ゲルやリグロスなど、歯科医療で広く使用されている信頼性の高い薬剤に加え、患者さんご自身の血液を使ったCGF(自己血由来フィブリンゲル)も採用。
感染リスクを抑えながら、より自然で安定した再生を目指します。
また従来のプロトコールに従った再生療法では効果が不十分であると予想される症例に対して、臍帯、脂肪、乳歯歯髄幹細胞上清を用い顎骨等の口腔組織再生を図り、歯周病、インプラント治療への適応も行っています。

当院の再生治療の特徴

治療の流れ

STEP01

カウンセリング・検査

カウンセリング・検査

外科手術のため、CTなどの画像検査や一般的な口腔内検査に加え全身状態を診るため血液検査や細菌検査など複数の臨床検査を行い、結果の詳しい説明をし、十分にご納得いただいた上で再生治療を進めてまいります。

STEP02

再生療法の実施

再生療法の実施

局所麻酔を行い、歯ぐきを丁寧に開いて感染した組織を除去します。その後、失われた骨の部分に再生薬剤(エムドゲイン・リグロスなど)やご自身の血液から作成しCGF(再生素材)を注入。これにより歯を支える骨や歯ぐきの自然な回復をサポートします。

STEP03

縫合・治癒期間

縫合・治癒期間

再生薬剤を注入した後は、歯ぐきを元の位置に戻して丁寧に縫合します。治癒期間中は、数週間〜数ヶ月かけて骨や歯ぐきが再生していきます。術後は出血や腫れが起こる場合もありますが、ほとんどが一時的なもので、経過観察を行いながら治癒を見守ります。

STEP04

装着・調整

装着・調整

完成した修復物を丁寧に装着します。噛み合わせや歯の形、色味などを細かく調整し、自然な仕上がりと快適な咬合を実現します。

STEP05

メインテナンス

メインテナンス

再生療法後は、治療効果を長く保つために定期的な検診が欠かせません。歯ぐきの状態やブラッシングの仕方を確認しながら、再発を防ぐためのクリーニングや生活習慣のアドバイスを行います。継続的なメインテナンスが、歯の健康を守る何よりの鍵となります。

リスク・副作用について

再生療法は、歯を支える骨や歯ぐきの回復をめざす、従来の「切り取って整える」歯周外科とは異なるアプローチです。適切なケースでは、歯周ポケットの減少や歯の保存に有利で、術後の痛みや腫れがやや少ないと報告されている治療法もあります。
一方で、外科処置である以上、出血・腫れ・痛み・一時的なしびれ・感染などの一般なリスクは従来の手術と同様に存在します。また、再生の程度には個人差が大きく、すべてのケースで骨や歯ぐきが元どおりになるわけではありません。自家血由来のCGFなどはアレルギーの可能性が低い一方、採血や調整にともなう内出血や感染のリスク、再生材料の一部が口腔内に漏れたり露出したり、追加処置が必要となることもまれにあります。当院では、これらの利点とリスクをご説明したうえで、患者さん一人ひとりに適した治療法を慎重に選択しています。