栄養療法
(オーソモレキュラー療法)
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(オーソモレキュラー療法)
オーソモレキュラ-栄養療法とは
オーソモレキュラー栄養療法への取り組みについて
従来からの一般的栄養学とオーソモレキュラ-栄養医学の違いは、「不足しないように最低限の栄養を摂る」という考え方が一般的な栄養学、つまり国が公表する日本人の食事摂取基準それになります。一方、オーソモレキュラ-栄養医学は「心身が最もよく働くように最適な栄養量を満たす」という考え方です。
つまり、欠乏症を起こさないための“必要量”を診るのが一般的栄養学、治癒力・代謝・免疫が最大限に働く“最適量”を診るのがオーソモレキュラー栄養医学と言うことになります。
お口の健康は、歯や歯ぐきだけでは成り立ちません。
免疫や炎症のコントロール、傷の治り、さらには日々の疲れやすさまで――
その背景には“栄養状態”が深く関わっています。
私は長年、再生療法・インプラント・歯周病治療・矯正治療など、
さまざまな高度歯科医療に携わってきました。
その中で強く感じてきたのは、
「治療を左右するのは技術だけではなく、患者さんの心身のコンディションである」
という事実です。
たとえば炎症が引きにくい方、傷の治りが遅い方、
むし歯や歯周病を繰り返してしまう方、
口内炎や粘膜トラブルが続く方。
その多くに、ビタミン・ミネラル不足や鉄代謝の乱れ、
慢性炎症や酸化ストレスなど、
“体の内側の問題”が隠れていることが分かっています。
そこで当院では、
単にお口の中だけを見るのではなく、
血液検査やミネラル検査をもとに身体の状態を評価し、
栄養の観点からも治療をサポートする「オーソモレキュラー栄養療法」を取り入れています。
具体的には食事や普段の生活習慣に対するアドバイス、医療用サプリメント、点滴療法などで整えていきます
これは決して特別な治療ではなく、
患者さん一人ひとりの治癒力を高め、
より良い治療結果を得るための“土台づくり”です。
丁寧な診査・診断、高い技術、適正な材料選択に加えて、
心身のコンディションを整えることができれば、
歯科治療の成功率や予後は確実に変わります。
とくに再生療法やインプラント治療、外科処置を受けられる方には、
安全性と治癒の質を高めるために大きなメリットがあります。
「ただ治す」だけでなく、
これからの人生をより健康に、快適に過ごしていただくために。
お口から全身の健康を支える歯科医療を、
これからも大切にしていきたいと考えています。
クレールデンタルオフィス
院長 南 靖英
なぜ歯科で栄養療法が必要なのか
歯や歯ぐきのトラブルは、局所的な問題ではなく「栄養バランスの乱れ」が関わっていることも多くあります。例えば…
- 歯ぐきからの出血 → ビタミンC不足
- 傷の治りが遅い → タンパク質・亜鉛不足
- 疲れやすい・ストレスが多い → ビタミンB群不足
- 免疫力が下がる → 鉄・ビタミンD不足
栄養療法は、こうした”体の声”を見逃さず、血液検査のデータをもとに原因を探るアプローチです。
歯科治療における点滴療法のメリット
点滴療法は、体の内側から治療のサポートを行うアプローチです。親知らずの抜歯やインプラント、歯周病治療、再生療法などの前後に行うことで、回復を助け、炎症を和らげ、治療をスムーズに進めることを目的としています。歯科治療は局所的な処置だけでなく、体全体の状態にも影響を受けます。点滴によって栄養や抗酸化成分を補うことで、体の回復力を整え、より良い治療結果につなげることが期待できます。
このような方におすすめです!
- ✅ 矯正治療・歯周病治療を受ける方
- ✅ 口内炎・歯ぎしり・顎関節症が気になる方
- ✅ 美容やアンチエイジングを意識する方
- ✅ 手術後の痛みや腫れが気になる方
- ✅ 体力や免疫に不安がある方
こんな方にもおすすめです!
- 歯科治療後の回復が遅いと感じる方
- 口内炎や口角炎を繰り返す方
- 根管治療が長引いたり再発しやすい方
- 慢性的な疲労やストレスを感じやすい方
- 健康的な歯ぐき・体を維持したい方
自由診療だからこそできる”予防・先制医療”
点滴療法は、治療を受けてからではなく、「再発させない」「治りをよくする」ためのケアとして取り入れることができます。歯科治療と併せて行うことで、口腔内だけでなく全身の健康づくりにもつながります。
当院で行う点滴療法の種類
高濃度ビタミンC点滴
高濃度ビタミンC点滴は、濃度によって作用が異なる点が特徴です。低濃度では抗酸化作用や疲労回復、口腔の粘膜・歯肉の治癒サポートが中心となり、外科処置前の体調調整に適しています。中等量では抗炎症作用やコラーゲン生成の促進が強まり、インプラント・歯周外科・抜歯など治癒を高めたい場面で用いられます。50g以上の高濃度では、ビタミンCがプロオキシダントとして働き、慢性炎症やストレスの蓄積に対する全身的なコンディションケアとして活用されます。歯科治療の質と治癒環境を整えるための全身サポートとして有用なアプローチです
マイヤーズカクテル点滴
マイヤーズカクテルは、ビタミンB群、ビタミンC、マグネシウムなどをバランスよく配合した点滴で、身体のエネルギー代謝や回復力をサポートする目的で行われます。歯科では、慢性的な疲れやストレスに伴う口腔トラブル、外科処置前後の身体コンディション調整、全身と口腔の健康維持を目指したサポートとして利用されています。不足しがちな栄養素を直接補給することで、日常的な体調管理にも役立つとされています。
有害金属排泄キレーション点滴(Na-EDTA / Ca-EDTA)
キレーション点滴は、体内の金属イオンと結合して排出を促す目的で行われるデトックス療法です。Na-EDTAは主に金属排泄を、Ca-EDTAは体内の負担を抑えたマイルドなデトックスを目的としています。歯科においては、金属修復物による体調への不安がある方、慢性的な疲労や炎症の蓄積に悩む方の全身管理の一環として取り入れられることがあります。全身の巡りや健康状態を整えることで、口腔領域の治癒環境にも配慮するアプローチです。
グルタチオン点滴ほか
グルタチオンは身体の解毒・抗酸化に重要な物質で、加齢やストレスで減少すると言われています。グルタチオン点滴は、体内の酸化ストレス軽減や代謝サポートを目的として行う療法です。歯科では、金属修復物に含まれる成分への体調面の不安がある方のケア、全身のデトックスサポート、外科処置前後のコンディション調整などに使用されています。口腔と全身の健康を総合的に考えるアプローチの一つです。
αリポ酸点滴
αリポ酸は細胞のエネルギー産生に関わる補酵素であり、抗酸化物質としても知られています。点滴により全身の代謝サポート、酸化ストレスの軽減、疲労感のケアなどを目的として行われます。歯科領域では、外科処置後の回復環境のサポート、慢性的な炎症やストレスへのケア、全身の状態を整えたい方への補助療法として活用されています。エネルギー代謝を整えることで、健康維持を幅広く支えるアプローチです。
間葉系幹細胞(MSCs)培養上清点滴
胎盤、 臍帯、脂肪組織、乳歯歯髄由来など、いわゆる間葉系幹細胞培養上清には、培養中に幹細胞から分泌される成長因子やサイトカインが含まれることが知られています。当院では、この上清液を点滴として用い、外科処置前後のコンディション調整や全身的な健康維持を目的とした補助的療法として提供しています。幹細胞そのものを投与する再生医療とは異なり、自由診療として行う体調管理の一環です。国内外で研究が進んでいる分野ですが、有効性や安全性については確立した医学的根拠が十分ではなく、効果を保証するものではありません。体質や体調によっては適応外となる場合があるため、事前の問診と説明を重視しています。
STEP01
問診票の記入
まずは現在の体調やお悩み、食生活・睡眠・ストレスの状況などを伺います。口腔だけでなく、全身の不調を把握するための第一歩です。
STEP02
各種検査
目的に応じて、以下の検査を組み合わせて行います。栄養バランスや代謝状態を総合的に分析します。
- 血液検査・尿検査・便検査
体内の栄養素バランスや消化吸収の状態、炎症の有無を確認します。 - ミネラル・有害金属検査(オリゴスキャン)
細胞内の必須ミネラルと有害金属の蓄積を測定し、デトックスの必要性を評価します。 - 終末糖化産物(AGEs)測定
糖化による老化リスクを可視化し、生活習慣改善の目安にします。 - 唾液検査・口臭検査
お口の中のpHバランス・口臭の原因・細菌環境を調べます。 - 歯周病原因菌・口内フローラ検査
PCR検査で歯周病の原因菌や口腔内の菌バランスを把握します。
STEP03
結果の共有とカウンセリング
検査結果をもとに、現在の栄養状態や体内環境をわかりやすく説明します。「なぜその症状が起きているのか」「どんな食事・栄養が必要か」を一緒に整理し、最適な改善方法を提案します。
STEP04
栄養改善プランのご提案
- 食事指導(栄養素を意識した食生活のアドバイス)
- サプリメントプラン(医療機関専用サプリメントのご提案)
- 必要に応じて点滴療法や再検査を組み合わせ、体調の変化を確認します。
STEP05
継続サポート
栄養療法は一度きりではなく、身体の変化に合わせて見直していきます。定期的なカウンセリングと再検査を行い、無理のないペースで体調を整えていきます。
全身と口腔の関係
栄養の乱れによる不調は、特定の臓器だけでなく、お口にも「最初のサイン」として現れることがあります。例えば、口内炎、歯ぐきの腫れ、口臭、疲労感などは、体の栄養状態を反映していることも少なくありません。
人は年齢を重ねるにつれ、健康 → オーラルフレイル → フレイル → 要介護という流れをたどるといわれています。年齢に関係なく、栄養バランスを整えることは、すべての人の「健康の入り口」を守るために大切です。
このような方は一度ご相談ください
- 歯科治療をしても症状が繰り返す
- 口内炎や口角炎が頻繁にできる
- 歯ぐきが下がってきた、血が出やすい
- 疲労感や不調が続くが、検査では異常がない
- 健康診断では「異常なし」でも、なんとなく調子が悪い
全身と口腔はつながっています
お口の健康を守ることは、全身の健康寿命を延ばすことにつながります。「むし歯を治す」「歯周病を防ぐ」だけでなく、体の内側から健康を整える“新しい歯科ケア”として、
栄養療法をぜひご活用ください。