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インプラント治療前に歯周病を確認する理由

インプラント治療前に歯周病を確認する理由

インプラントは虫歯にはなりません。
しかし、歯周病と似た**「インプラント周囲炎」**というトラブルが起こることがあります。

インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こる状態です。進行すると、インプラントを支える骨が失われ、せっかく入れたインプラントが長く安定しにくくなることがあります。

そのため、インプラント治療では、手術前に歯周病の状態を正確に確認することがとても重要です。

特に、歯周病が原因で歯を失った方の場合、インプラントを入れるだけでは根本的な解決にならないことがあります。お口の中に歯周病のリスクが残ったままインプラント治療を行うと、将来的にインプラント周囲炎を起こす可能性が高まるためです。

CLAIR DENTAL OFFICEでは、インプラント治療をご希望される方に対して、歯ぐきの検査、レントゲン・CT検査に加え、必要に応じて歯周病菌検査システム Perio-AnalyseによるPCR検査を行っています。

Perio-Analyseは、歯周病に関係する細菌の種類やリスクを調べる検査です。肉眼で見える歯ぐきの腫れや出血だけでなく、お口の中にどのような細菌学的リスクがあるのかを確認することで、インプラント治療が適しているか、また治療前にどのような歯周病管理が必要かを判断する材料になります。

インプラントは、人工の歯根を骨の中に入れる治療です。
だからこそ、インプラントを支える骨や歯ぐきの健康状態、そして炎症の原因となる細菌環境を確認することが欠かせません。

当院では、単に「骨があるからインプラントができる」と判断するのではなく、歯周病の進行度、歯周病菌のリスク、噛み合わせ、清掃状態、全身状態などを総合的に評価します。

必要があれば、インプラント手術の前に歯周病治療や口腔内環境の改善を行い、できるだけ安定した状態でインプラント治療に進むことを大切にしています。

また、インプラント治療後も、定期的なメインテナンスは欠かせません。インプラントは人工物ですが、周囲の歯ぐきや骨は患者さんご自身の組織です。日々の清掃と歯科医院での専門的な管理の両方によって、長期的な安定を目指します。

インプラント治療については、「一生持つ」「高い成功率」といった表現を目にすることがあります。もちろん、適切な診断・治療・メインテナンスが行われれば、インプラントは長期的に機能する可能性のある有効な治療選択肢です。

一方で、実際の臨床では、患者さんの全身状態、歯周病リスク、噛み合わせ、清掃状態、生活習慣、そして治療後のメインテナンス継続の有無によって、経過は大きく変わります。

また、長期的な治療結果を正しく判断するには、治療後に通院が途絶えた方や、追跡が困難になった方をどのように扱うかも重要です。そのため、単に成功率の数字だけを見るのではなく、どのような検査を行い、どのようなリスク管理をしているのかを確認することが大切です。

その一つとして、インプラントを長く安心して使うためには、**「入れる前に、歯周病リスクを正しく知ること」**がとても重要です。

CLAIR DENTAL OFFICEでは、インプラント治療をお口全体の健康管理の一部として考え、精密検査に基づいた治療計画をご提案しています。
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